メーカー系やISV系の企業に勤めているプログラマであっても、現状に不満があったり現状に満足せず、そのスキルを活かしてフリープログラマとして独立する場合がある。
そしてプログラマが独立する場合、守秘義務を守ることが大切だ。
特に気をつけなければならないのはセキュリティ関連のプログラムの場合である。
特許を取得しているモジュールを使うこともあるため、エンジニアやプログラマにコードに対する守秘義務を課す場合があるのだ。
独立した場合には、プログラマとしてこの守秘義務に抵触しないように注意しなければならない。
それまでとはまったく畑の違う分野、例えばゲーム関連のプログラムを開発する場合でも、セキュリティ関連のコードが使われている場合があるため、コードの取り扱いには十分注意を払うべきだ。
モジュールの独立性が保たれているプロジェクトならば、あまり秘密漏洩を心配する必要はないが、セキュリティ関連のコードと密接に結びついているモジュールを扱わなければならない場合には、機密性を保つための配慮が必要だ。
また、以前開発したコードを全く同じに再利用することも、できれば避けた方が無難だ。
だれが記述しても同じになるような、一般的なコードならば問題ないが、特殊なアルゴリズムを使っているような場合には、リバースエンジニアリングを疑われることもあるため、安易に以前のコードを流用せず、まったく新しく独自のコードを記述するべきだろう。
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